アカザ科の1年草
海辺の冠水位から満潮水位の間に自生しています。北アメリカからヨーロッパ、アジアにかけて寒帯域に広く分布。日本では1891年に北海道の厚岸湖の牡蠣島で初めて発見され厚岸草(アッケシソウ)と名付けられています。秋になり寒くなると赤く色づきその様子が珊瑚のように見えることから珊瑚草とも呼ばれています。
日本では塩田が少なくなり現在は絶滅危惧種に指定されています。ヨーロッパでは身近な食材でスーパーにも並んでいることもあるようです。
海水で育つため塩味があり、生のまま食べることができます。
マグネシウム、鉄分、脳に良いアミノ酸、アンチエイジング効果の期待できるビタミンBaを含んでいます。
日本では絶滅危惧種のため収穫はできません。栽培が難しいとされてましたが、鹿児島県大学農学部の生徒が安定生産に成功し現在注目されている珍しい野菜です。